
隣人トラブルによって、せっかく購入したマンションを売却する羽目になった人というのは実は多いようです。売却してしまった人達が一体どんなトラブルを抱えていたのかをご紹介していきます。
マンション売却トラブル1 隣の壁ドン夫婦・・・
壁ドンとは:マンションやアパートなどの集合住宅で隣の部屋がうるさく騒がしい時に壁をドン!!と殴る行為のことを言います。ここでいう壁ドンは男性が女性を壁際に追い詰めて~という壁ドンではありません!ガチの壁ドンのことです。
マンションを購入後、最初は隣人ともそこそこ仲がよく、朝ご主人と出勤時間がかぶるため玄関先で会えば必ず挨拶をするような間柄でした。私も妊娠をし、一昨年男の子を産んだのですがそれから様子がおかしくなったのです。
産んで初めて知ったのですが、赤ちゃんはとにかく泣きます。
想像していた以上です。
マンションは一応防音ではあるのですが、それでもやっぱり夜中のギャン泣きは響くようで、こちらも色々試して泣かないように努力をしてたつもりです。
そして、ある日を堺にお隣の夫婦が壁ドンを繰り返すようになったのです・・・。
お隣さんは、初老夫婦で子供は居ないそうです。
ですので、最初は「赤ちゃん可愛いわねぇ~!うちには子供がいないから新鮮だわ~!」なんて言ってたのですが、最近では目すらも合わせてくれなくなってしまったのです。ばったりお会いしたときは「毎日騒がしくて本当すみません」と言ったのですが、「フン」という感じでスルー。
そして、その日は夕方~深夜まで少し寝てはまた泣く・・・という凄く機嫌も悪い日でこちらもほとほと困り果てていました。
すると、0時頃「ドン・・・」と普段聞きなれない、何かを叩く?というか殴るような音が。
主人も「なんだろう?」と言ってたのですが、2時頃それがハッキリしました。お隣さんが壁を殴っている音だったのです。ドン!ドン!ドン!と。
それも、子供が寝ているときは聞こえないのですが、泣き始めるとまたドン!ドン!ドン!と始まります。
ミルクでも、オムツでも、室温でも、熱があるとかでもなく泣きじゃくるわが子。隣からはこれでもか!というくらいの壁ドン。それが毎日続くようになりました。私も私で寝不足の日々が続き、お隣さんはお隣さんで何度謝りに行っても玄関から出てきてくれず・・・。
これが毎日続くなんて耐えられないと思い、結局そこを売って私の実家近くで売りに出ていた中古一戸建てを購入しました。
壁ドンくらいで売却なんてアホらしい、と言われました。
ですが、もし今後子供に何かあっても怖いと思ったのです・・・。
マンション売却トラブル2 閑静な住宅街じゃなかったの!?
隣人、と言うわけではないのですが私の体験談です。
”閑静な住宅街”がウリだった場所にマンションを購入しました。
しかし、”閑静”だったのはなんと昼間だけだったのです。。。
私たちも、夜改めてその場所を確認しに行かなかったのも悪いのですが、なんと夜になるとマンション前の道路を暴走族?がブンブンと走り回るんです。知ってたらここでの購入は控えましたし、不動産も不動産で教えてくれればよかったのに!と本当に後悔しました。
最初は買ったばかりだし・・・と割り切っていたのですが、段々真夜中のブンブンという騒音にイライラして寝不足が続き、子供まで起きてきてしまって寝不足とどうしようもなくて結局買ったばかりのマンションを手放すことにしました。
しばらくは実家で非難になりましたが、次回不動産を購入する際は”閑静な住宅街”に騙されることなく、しっかりと近隣もチェックしたいと思います。
マンション売却トラブル3 どうやら風俗の事務所として使われていたみたい
中古のマンションを購入したときの話です。
ちょっと古いけど、前のオーナーがキレイに使っていた+近隣に学校や公園+スーパーも程近く気に入って購入しました。マンションは5階建てで、エレベーターは一箇所になるのですが引越したその日からやたら若い女性とすれ違うなぁと思っていました。
引越しのご挨拶に伺った時、スーツ姿の若い男性が玄関先に出てきてくれたのですが、玄関には派手な靴が大散乱。
恐らく家族が多いんだろうくらいにしか思っていなかったのですが、実はこのお宅風俗の事務所として使われていたのです。朝から深夜までひっきりなしに開くドア、ちょっと家を出れば必ずと言っていいほど若い女性とすれ違う。
知人に聞いたところ「それ、たぶんデリヘルだよ」と衝撃の一言が。
風俗の事務所として使われていても、静かだったらそれで良いのです。
ですが、深夜に男性同士の怒鳴り声が聞こえてきたり女性の泣き叫ぶような声も聞こえるようになって子供がビビってしまい、妻とも相談して売ることにしました。
後から聞いた話なのですが、本当は事務所として利用することができないけどマンションのオーナーがこの事務所のオーナーの兄弟だかで、それで事務所として1室貸し出していたそうです。
マンション売却トラブル4 隣の部屋からいつも異臭
思い出すだけでも腹が立ちます。
引越してしばらくすると、妻が「洗濯物がなんかいつも臭いの」と言うようになりました。
臭いってなんだ?と思ったんですが、もしやと思って隣人のベランダを覗き込んでみると、なんとそこにはゴミが山積にされていたのです。
隣人のベランダなんてふつう覗き込んだりするものでもありませんし、購入を決めた際もとくにニオイなども感じなかったのですが、いざ引っ越して季節が春→初夏になる頃から異臭がするようになってきたのです。
それだけではなく、隣人は家族で住んでいるらしく小学生くらいのお子さんが3人(全員男の子)も居るのですが、ベランダで喫煙をする(しかも、灰皿がうちの方にあるらしい)、男の子達はベランダからおしっこをする、といった具合に本当に色々酷いんです。
一度、隣人に直接文句を言いに行こうとも思ったのですが、いつ行っても「おとうさんとお母さん今いません!」とピシャリ。
いやいや、今ベランダで誰かタバコ吸ってるよね?ですよ!そして喫煙をしているときにベランダ越しから言おうと思っても、音楽を聴いているのかいつも無視されてしまい・・・。
そして、ベランダから何か液体がこちらへ流れ込んでくるのを見たときはもう我慢できずに、管理者に即連絡をしたのですが曖昧にされてまともに取り合ってくれずに結局うちが出て行く方が早いと思って、早々に引っ越しました。今思い出しても、本当に腹が立ちます。
マンション売却トラブル5 とにかく吼える
うちのマンションは、ペット可のマンションでした。
ですので、色んなお宅が犬やネコを飼っているので結構にぎやか(笑)
かくいう、うちもネコを1匹飼っているので、引越し挨拶巡りに行った時もワイワイと盛り上がって「いいところへ引っ越したなぁ」と思っていたんです。
ですが、隣人が飼っている犬がやたら吼える吼えまくる犬だったんです。
それも、ご主人である隣人がいない時間に!!
隣人は、独身の男性が1人で住んでいるのですが、この方、帰宅時間も遅いし朝も割りと早く出て行ってしまうのでほぼワンちゃんがお留守番をしているんです。
寂しいんだろうなぁと思っていたのですが、さすがに吼え過ぎる。
隣人が休日(らしい)日曜に、主人にお願いしてやんわりと聞いてもらったのですが「うちの犬は吼えませんけど…?」の一点張りだったそうです。いやいや、吼えてます!あなたがいない時間に吼えていますから!!
これ以上は隣人トラブルに繋がりかねないので、管理者に連絡をしたのですが「うちはペット可なのでね、多少は仕方ないですよね」と。多少って…。
同じマンションの方(すぐ真下の方で結構仲良しになった方)に何度か相談してみたのですが「ワンちゃんはねぇ~、そういうのがあるものね~」と。
私が神経質なのでしょうか?
主人は「気にしすぎなんじゃないの、事実今吼えてないし」いや、今それはご主人が帰宅しているからでしょう…と何度も説明したのですが納得してくれず。
それからずっとガマンもしましたし、出来るだけ家にいないようにもしました。
日中近くの実家へ行ったり、買い物や図書館に行ったり。だけど、やっぱり毎日出かけるわけにも行かず。そういう日は、ずっと音楽もテレビもイヤフォンをして過ごしたりしていました。
今回売却することが出来たのは、本当に偶然主人の転勤が決まったからでした。ガマンをし続けて3年、本当にノイローゼになりかけていた中での転勤です、大喜びしましたよ!
現在、ペットもオッケーという一戸建ての賃貸物件に住んでいるのですが、今後マンションに住むことはないと思います。
マンション売却トラブル まとめ
マンションの隣人・近隣トラブルというのは本当に多く、このトラブルの原因は上記のほかにもバルコニーでの植物であったり、ゴミの分別、挨拶、駐車場に関わるものだったりと様々です。中には裁判沙汰になるという事もあるそうです。
近隣トラブルを防ぐ為には色んな方法がありますが、普段からコミュニケーションを取ってみたり、最初からトラブルを回避できる物件を選んでみたりといった方法があります。
決して安い買い物ではないだけに、一度トラブルになると以来ずっと険悪な雰囲気のままということもあるので是非、マンションを購入する前に一度どういった人が住んでいるのか近隣の環境はどうなのかをしっかりと確認しておきたいものですね。

また、現在トラブルに巻き込まれている真っ最中の方は専門家に相談してみるのもオススメです。
トラブル系マンションでも高く売れる!?
【今月の人気記事】
これらの事例、結局「売りました」で終わっていますが、こんなトラブルを抱えたマンション どうやって売れたのでしょうか? 売れたということは、やはりそのトラブルがあることを黙って売ったということ? こういうマンションを専門に扱う不動産屋というのがあるのでしょうかね。